雨漏りする前に防水工事は定期的に必要です
ビルやマンションの屋上や、戸建ての屋根は、定期的に防水機能が働いているのか検査する必要があります。
屋上防水層や屋根の老朽化が進むと機能が働かずに、雨漏りを起こしてしまいます。メンテナンスをしないまま放っておくと、建物内部の金属類の錆や腐食、木材の腐敗を進行させてしまい、カビを発生させ繁殖を助長します。そうなると、建物の強度は低くなり、価値も下がってしまいます。防水工事を行う目安は、雨漏り以外に、雑草が生えている、目地が割れたり破損していることから判断することができます。防水が機能しているかを診断する方法は、壁をハンマーで打って、浮きを確認するハンマー打診と、雨漏りの原因箇所と疑われる場所から水を流して状態を確認する散水調査、そして目で確認する目視調査があります。
屋上を修理する工事の方法は、ウレタンを使った方法、ゴム・塩化ビニールシート、アスファルトなどを使った方法があります。アスファルト防水は、合成繊維不織布にアスファルトを混ぜてコーティングしたシート状のルーフィングを張り重ねて形成する工法で、費用が比較的高くなりますが、耐久年数が長くのが魅力です。ゴムや塩化ビニールを使ったシートを使った工事は、シート状に成形した合成ゴム系や塩化ビニール樹脂で出来たシートを接着剤などで下地に貼りつける工法で、施工期間が短く費用も比較的安く済みますが、耐久年数がアスファルトを使ったものよりは短くなります。